ジャンプや走りこみ等、繰り返しの動作によって膝周辺に衝撃が加わり、脚の脛骨と言われる骨が出てくることで痛む疾患です。
オスグッドシュラッター病は、10歳代前半のサッカーやバスケットボールなど激しいスポーツをする選手に多くみられます。 若年者に多いのは、骨の形成が発育する過程に関連しているとして考えられています。
スポーツをした後は、忘れずにケアしておかなければ炎症を起こし、痛みを伴うことで長期休養にもなりかねません。 また、膝の痛みは放っておくと、慢性化していきますので、早期治療をするように心がけることが身体にとって良いのです。
原因
サッカー、野球、陸上競技等の走る動作の繰り返しやバレーボール等の屈伸動作の繰り返し等で膝の脛骨粗面部にストレス（負荷）が加わりじわじわと障害されていきます。
症状
- 腫脹、熱感、痛み
- 歩行時の痛み
- しゃがむ動作の痛み
- 膝の曲げ伸ばしの制限
- スポーツ時の痛み
施術方法
オスグッドシュラッター病の場合、まずは炎症が治まるまでは運動の制限を指導させていただきます。運動制限を行わなければ炎症がきつくなりますので、状態によっては完全にストップする場合と、ある程度の範囲内で運動を指導する場合と2つの場合があります。
具体的な治療としては、アイシングを行います。これは患部の炎症を出来るだけ早期に抑え疼痛を緩和するためです。その後、電気治療でも炎症を抑えていき、同時に疼痛も緩和します。
また、先に運動が控えていたり、日常生活で必要な場合においては、筋肉の働きを助けるテーピング固定を行っていきます。
さいごに、損傷した関節や筋肉を正しい位置に整え、正しい動きができるようにするマッサージや体全体のバランスを整えて治癒力をより高めて根本的に改善します。